【学会発表】効果的に伝えるパワーポイント作成 -きれいに見せるデザイン-

医学研究

学会や研究会用の発表資料を作るとき、どんなことに気をつけていますか?

効果的に伝えるためには、見やすくてわかりやすいスライド作りが重要です。

独創性は発表内容の方で発揮して、スライド自体はシンプルに整理されているものが好ましいです。

今回はデザインの観点から、守るべきスライド作成のポイントをご紹介します。

<strong>Dr.カケダシ</strong>
Dr.カケダシ

自分が必ず確認するようにしている項目です。

はじめに

  • 時間厳守 (スライド枚数の目安 = 発表時間 × 1.5~2枚)
  • アスペクト比の指定がある? (基本的には16:9が多い)
  • 利益相反 (COI) 開示など必ずいれなければいけないスライドを確認

テキスト

基本方針

  • 簡潔な表現を使ってスライドの文字数を減らす (体言止め・箇条書き・イラストなども利用)
  • 詳細な内容は口頭で説明するようにして、ビジーなスライドを作らない
  • 1スライド1メッセージを意識する (関係ない情報を詰め込み過ぎない)

フォントの種類

  • 和文なら “ゴシック体” 推奨 (メイリオ・游ゴシック など)
  • 英文なら “サンセリフ体” 推奨 (Helvetica・Arial・游ゴシック など)
  • 迷ったら游ゴシックにしておけば和文・英文どちらもOK

ゴシック体やサンセリフ体は、線の太さが一定の書体で視認性が良く、発表スライドに適しています。明朝体やセリフ体は横線が細く縦線が太い書体で、文字の先端に小さな飾りがついています。論文など長い文章を書く際には明朝体が適しています。

学会発表では上記のシンプルなフォントに統一しましょう (ポップ体など個性的なフォントは不向き)。コピペしたためか、色々なフォントが混ざってしまっている場合を散見しますので気をつけましょう。

文字の大きさ・行間

  • 本文は “24pt以上” 推奨 (出典などの補足情報は12~18ptでも可)
  • 箇条書きでは適度な余白を作る
  • 和文であれば行間を1.1~1.2倍に空けた方が見やすくなる

文字の強調

  • 太字色の変更” を推奨 (輪郭や影はつけない)
  • 強調部分で使う色を決めておく (何色も使い過ぎない)
  • 下線の多用は読みにくくなるため注意

配色

配色は3種類で統一

  • ベースカラー: 背景や文字など基本を担当する色で無彩色を推奨 (白・グレー・黒) → 目安70%
  • メインカラー: スライドの印象を決める主役の色 → 目安20%
  • アクセントカラー: 強調したい部分を目立たせるために使う色 → 目安10%

使う色を固定して、ルールを一貫させて使用する。

カラーユニバーサルデザイン

  • コントラストをつける
  • 図表は色だけでなく形や文字でも情報を伝える (折れ線グラフで実線・破線を使うなど)
  • 赤や緑で区別させるのは避ける

より多くの方がわかりやすい配色にします。 参考: 公文書作成におけるカラーUDガイドライン

図形の使い方

  • シンプルな図形を選ぶ (直線・矢印・四角・角丸四角・円・三角など)
  • シンプルに使う (塗り・影・グラデーションは使わない)
  • 極端な変形をしない

レイアウト

  • 視線の流れを意識した配置 (左から右へ、上から下へ読めるように)
  • 文章・図表を整列させる (基本的には左揃え)
  • そのほか揃えられるところは揃える (整列機能やグリッド線を活用)

アニメーション

  • 学会発表においては使わなくてもOK (少なくとも個性的なアニメーションは不要)
  • “重要な部分を強調するとき” や “話の流れを示すとき” にシンプルなアニメーションは有効
  • フェードとワイプがおすすめ (ワイプは主に矢印で使用)

参考文献

これらのポイントに気をつければ、シンプルで見やすい発表スライドができます。もっと詳しく勉強したい方は、下記サイトをチェックしてみてください。実践演習付きできれいなスライドの作り方が学べます。

研究のビジュアルデザイン 研究者のためのビジュアルデザインが実践的に学べるサイト

 

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